伊能忠敬になりたい

鉄道沿線歩き旅、ぶらり街歩き、全国の寺社仏閣、城の訪問、御朱印集めの記録します。その記録を通じて全国の良いところを紹介していきたいと思います。 またツイッターもやっていて、主に旅の実況を呟いています。よろしければご覧ください。https://mobile.twitter.com/NaritaiTadataka

【鉄道沿線歩き旅】Case0-7 東急目黒線編

今回は私がSNSを始める前にやっていた鉄道沿線歩き旅 東急線第7弾の”東急目黒線編”をお届けしたいと思います。ちなみに目黒線の中でも東横線と並走する区間の田園調布駅~日吉駅間はすでに歩いたことがあるので今回は省略しました。

 

目次

・概要

・レビュー

・詳細

・総括

 

 

【概要】

路線:目黒線(東急電鉄)

実施日:2019年10月13日

歩行経路:

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歩行距離・時間、消費カロリー:

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当路線は目黒駅と日吉駅を接続する路線。目黒駅~田園調布駅は単独の線路を走行しますが、田園調布駅~日吉駅間は東横線と並走する区間になっています。路線距離は全区間で11.9km、単独区間(目黒駅~田園調布駅)で6.5kmです。目黒線のルーツは↓の記事で紹介した目蒲線です。 

2000年に目蒲線が東急多摩川線と目黒線に分割されることで誕生し、その時に田園調布駅~武蔵小杉駅間が目黒線に編入されます。そして2008年に武蔵小杉駅~日吉間も目黒線に含められることになり現在の形になりました。目黒線の単独区間は品川区と目黒区、そして大田区の境目辺りを走行していて、特に品川区と目黒区の境目(目黒駅~洗足駅)は他の鉄道路線もなく、沿線に住む人々を山手方面や横浜方面に運ぶための役割を担っています。

 

 

【レビュー】

距離    :☆

起伏    :☆☆☆

快適性:☆☆☆☆☆☆☆

利便性:☆☆☆☆☆☆☆

充実度:☆☆☆☆☆☆

難易度:☆☆

10段階評価です。

*あくまで個人の意見です。

 

レビューの評価基準

距離:歩行距離は8km程度。1時間で歩くには難しい距離ですが、他の長距離路線のことを考えて評価すると☆1です。

 

起伏:意外とアップダウンがあった印象です。目黒駅~不動前駅間に結構急な勾配があって驚きました。下りだったので楽でしたが。トータルで見ると息切れするような坂は少なかったので☆3で

 

快適性:他の東急線と同様に舗装はされていますが、線路沿いは歩車分離が進んでいないところが多いです。ただ車も少ないのも同様で気になりません、☆7に。

 

利便性:駅前にはスーパーやコンビニがあります。駅間は住宅街なので補給やトイレは少し不安があるかもしれません。☆7ですかね。

 

充実度:都会感のある目黒駅や奇妙な建物が立ち並ぶ大学など沿線の景色が様変わりするので苦痛は少ないです。少し住宅街が多かったので、飽きが来るとしたらその点でしょうか。☆6ですかね。

 

難易度:距離は10kmは超えないので、気軽な気持ちで歩けます。起伏については下りが多い気がしてそこまで気になりませんでしたが、田園調布駅スタートの目黒駅ゴールとする今回のコースを逆で行くと上り坂が多く辛いかもしれないなとは思いました。難易度は☆2にします。

 

 

【詳細】

前回は穏やかな街並みの世田谷線を満喫しました(↓記事参照)。

東急線の中で残る路線は目黒線と大井町線ですが、乗る機会の少なかった目黒線を東急線第7弾の沿線歩き対象路線として選びました。目黒線の中でも田園調布駅~日吉駅間は過去の沿線歩きでも歩いていましたので、今回の対象は目黒駅~田園調布駅の目黒線単独区間を歩きます。スタートは目黒駅からとしました。

 

目黒駅

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目黒駅

 

目黒駅は山手線一周編で訪れた以来ですね(↓記事参照)。

前回記事で説明したようにあまり下車したことない駅なので、深堀した説明はできないです。ただ、目黒駅はJR東日本は山手線、東急は目黒線、東京メトロは南北線、都営地下鉄は三田線と各社の路線が接続されていて交通の要衝です。駅前も高層のビルが立ち並んでいてアマゾンの日本法人が本社を移したことも話題になっていましたね。今後益々発展していくのではないでしょうか。実はこの沿線歩きの時、携帯の充電器を忘れてしまっていて電池の消費を抑えるために写真は少なめになっています。ご了承ください。目黒線に沿って歩いてきます。

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不動前駅への道中1

 

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不動前駅への道中2

 

目黒線沿いの杉野服飾短大とかがある細い道を歩いてきました。しばらくは平地だったのですが、やがて下り坂に。なかなか急な勾配で駆け下りるような感じで歩いてきました。この辺りはまだまだ高いマンションが多数林立しています。坂を下り、線路沿いを歩いていくと…

 

不動前駅

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不動前駅

 

不動前駅に着きます。駅名の由来は目黒不動尊(瀧泉寺)の最寄り駅ということに起因しているようです。駅周辺には商店街が広がっていて、整然とした街並みというよりかはごちゃごちゃした印象です。駅舎については東急多摩川線や世田谷線の駅に比べて立派なように感じます。先へ進みます。

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武蔵小山駅への道中1

 

住宅街の中を進んでいきます。一軒家もありますが、集合住宅も多いですね。東急線の中でも一軒家が多い沿線もあれば、集合住宅の割合が多い沿線もあり、それぞれの路線に色が出ているなと思いました。

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武蔵小山駅への道中2

 

しばらく歩いていると武蔵小山駅が見えてきます。駅の周辺は再開発中の様で工事が進んでいます。駅前にはタワーマンションも建っていて賑わいがあるように見えました。少し行くと…

 

武蔵小山駅

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武蔵小山駅

 

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武蔵小山駅周辺

 

武蔵小山駅に到着します。この駅は乗降客数も多く目黒線の中でも主要駅の一つなだけあって駅周辺は知名度のある武蔵小山商店街や駅ビル、タワーマンション等の華やかさがあり、行き交う人も多く栄えています。ちなみに略称は「ムサコ」であり、武蔵小杉駅、武蔵小金井駅と略称を巡って争っているという話があるそうです。休まず先へ進みます。

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西小山駅への道中

 

武蔵小山駅からしばらく住宅街が続きます。往来する人はそこそこいるので、歩いていても孤独さは感じません。天気も良く歩いていて気持ちよかったですね。やがて…

 

西小山駅

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西小山駅

 

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西小山駅周辺

 

西小山駅に着きました。この駅もきれいな駅ビル、マンションがありアーケードの商店街もありました。なんとなく武蔵小山駅に似た街並みだなと感じました。目黒線には新しさと古さが入り混じった雰囲気の街が多いのかなという印象があります。ベンチで少し休憩し、次の駅へ向かいます。

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洗足駅への道中

 

西小山駅から住宅街の細い道を歩いていきます。目黒線の駅前は個性があって印象に残りますが、駅間はあまり変わり映えしない景色が続いているような気がします。線路に並行している緩やかなアップダウンが続く道を歩いていくと…

 

洗足駅

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洗足駅

 

洗足駅に着きました。西小山駅、武蔵小山駅に比べ、駅前は質素な装いですね。ただ、駅にはドトールや東急ストアが併設されていて、前回の世田谷線の駅と比べて施設が充実しているなと感じました。ちょうど電車が到着したのか駅から人が出てきていて、落ち着いた駅の割には行き交う人が多かったことに驚きました。さらに先へ。

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大岡山駅への道中1(北千束五差路交差点)

 

線路に沿って歩いていると北千束五差路交差点に着きます。環七通りと交差しているだけあってかなり規模の大きな交差点でした。日も徐々に傾いてきていて写真も逆光気味ですね笑 歩いていて気になったのが「洗足」と「千束」の違いです。ざっと調べてみたところ元は千束という地名だったのですが、日蓮が池上に向かう際に池(現在の洗足池)で足を洗ったことから洗足という地名が一部で用いられるようになったという歴史があるみたいです(間違っていたらご指摘ください)。環七通りを横断し、さらに線路沿いを進みます。

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大岡山駅への道中2

 

交差点を抜けるとしばらく直線の道を歩いていくことになります。やがて…

 

大岡山駅

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大岡山駅

 

大岡山駅に辿り着きました。この駅は東急病院と直結していて地下・1Fが駅で2F以上が病院というような構成になっています。外観は蔦に囲まれているという駅としても病院としてもかなりインパクトの建物になっています。駅の周辺には商店街が広がっていて人通りがかなり多かったです。他には東京工業大学の大岡山キャンパスがありました。奇抜な形の建物が多く、前述の東急病院も含めて面白い街だなと思いました。大岡山駅は大井町線と接続していて利用客も多く目黒線の中でも主要な駅の一つです。大岡山駅周辺を少し見て回った後、先に進みました。

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奥沢駅への道中1(富士見坂)

 

線路沿いを歩いていくと下り坂に至ります。なんでも富士見坂と呼ばれているようで天気が良い日は富士山を見ることができるとのことでしたが、この時は西日が強くて見えてなかったように思います。右前方にある三角形の形をした建物も東京工業大学の建物の一部らしいです。キャンパスの面積も広いようで目黒線と大井町線は大学のキャンパスにサンドイッチされるように走行しているようです。

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奥沢駅への道中2

 

坂を下り終えると線路と同じ目線で歩いて進めるようになります。奇抜な建物が多かった大岡山駅から離れたため、集合住宅、一軒家が立ち並ぶ落ち着いた住宅街になります。夕日に向かって歩いていくと…

 

奥沢駅

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奥沢駅

 

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奥沢駅前

 

奥沢駅に着きました。この駅はこの沿線歩きをやるまでは一回も下りたことのない駅で、正直聞いたこともなく影の薄い駅でした。ただ、来てみると意外と高い建物もあり、駅舎も古さが目立ちますが、それなりに大きな建物なので驚きました。駅前にいる人の数は隣駅の大岡山駅と比べ少なく、静かな時間が流れている印象です。駅前で少し休憩した後、この旅のラストウォークに挑みました。

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田園調布駅への道中1(環八通りとの合流地点)

 

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田園調布駅への道中2(環八通り横断ための歩道橋の景色_二子玉川方面)

 

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田園調布駅への道中3(環八通り横断ための歩道橋の景色_蒲田方面)

 

線路に沿ってひたすら住宅街を歩いていきます。この辺りはもう携帯の電池が切れそうでかなり急いでいた記憶しかありません。ウォーキングアプリを使いながらだと電池の消費が激しく、劣化が進んだ電池にはかなり負荷が重いようです。歩いていると以前見かけたような景色が見えてきます。東横線沿線歩きで見ましたね。

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田園調布駅への道中4

 

夕日に照らされた田園調布の街並みはきれいでした。田園調布駅の駅施設が見えていてゴールはすぐそこですね。そして…

 

田園調布駅

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田園調布駅

 

田園調布駅に辿り着きました。ゴールです。 東横線沿線歩き旅の時にも訪れた駅ですね。前回は通り過ぎるだけだったので今度こそぶらりとするかと思ったのですが、携帯の電池が瀕死だったので今回も諦めてしまいました。結構駅舎に力を入れている印象のある目黒線でしたが、この駅の建物は中でも特徴的ですね。駅っぽくない。周りの高級住宅街との調和を意識しているのでしょうかね。

 

田園調布駅~日吉駅

目黒線は田園調布駅以降は東横線と並走することになります。この区間は東横線編で歩いているので今回は省略です。ちなみに東横線編は↓記事です。

 

以上、東急目黒線の詳細でした。

 

【総括】

目黒線を歩いてみて東急電鉄の中でも特徴的な路線だなーと思いました。まず華やかな路線といえば東横線、田園都市線が挙がりますがそれには及びません。一方、素朴さでいえば東急多摩川線、世田谷線が該当しますが、それよりかは賑わいがあるという中間的な立ち位置です。ただ上で挙げた4路線において主要駅はきれいに改装されていますが、それ以外は古かったり、シンプルだったり駅舎に力を入れていないところが多いです。しかし目黒線は比較的駅舎は新しく、特徴的な駅舎(大岡山駅、田園調布駅)もあり、他の路線より駅舎に注力しているのかなと感じました。沿線も行き交う人はそれなりにいて歩いていて孤独感を感じることは少なかった上、駅では建物デザインのバリエーションが豊富で歩いていて楽しかったです。距離もさほどでも無いので初心者の方には是非オススメしたい路線ですよ!

 

以上が鉄道沿線歩き第0弾第7部の”東急目黒線編”でした。ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。

次回は東急線のラストの東急大井町線編になります(↓記事参照)。

東急線まとめ記事は↓です。