伊能忠敬になりたい

鉄道沿線歩き旅、ぶらり街歩き、全国の寺社仏閣、城の訪問、御朱印集めの記録します。その記録を通じて全国の良いところを紹介していきたいと思います。 またツイッターもやっていて、主に旅の実況を呟いています。よろしければご覧ください。https://mobile.twitter.com/NaritaiTadataka

【鉄道沿線歩き旅】Case0-4 東急多摩川線編

今回は私がSNSを始める前にやっていた鉄道沿線歩き旅 東急線第4弾の”東急多摩川線編”をお届けしたいと思います。

 

目次

・概要

・レビュー

・詳細

・総括

 

 

【概要】

路線:東急多摩川線(東急電鉄)

実施日:2019年9月15日

歩行経路:

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歩行距離・時間、消費カロリー:

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当路線は多摩川駅と蒲田駅を接続し大田区内で完結する路線。多摩川とほぼ並行で走行します。路線距離は5.6km。東急電鉄の前身、目黒蒲田電鉄が1923年に開業した目蒲線が東急多摩川線の元になっていて、2000年に目蒲線が東急目黒線と東急多摩川線に分割され、現在の形になっています。東京都と神奈川県の接続する通勤・通学の大動脈路線(東急東横線・京浜東北線等)は多摩川を渡るように走行しています。東急多摩川線は多摩川に沿って走行することで、そうした大動脈路線同士を接続する補助路線としての役割があります。

 

 

【レビュー】

距離    :☆

起伏    :☆

快適性:☆☆☆☆☆☆☆☆

利便性:☆☆☆☆☆

充実度:☆☆☆

難易度:☆

10段階評価です。

*あくまで個人の意見です。

 

レビューの評価基準

距離:歩行距離は6.3km。ウォーキングレベルです。☆1です。

 

起伏:起伏はほとんどなく、歩道橋を渡ったのが最大のアップダウンだったと思います。☆1に。

 

快適性:路面は舗装され、人も多くないので快適です。車道と歩道の区分がないところもありますが、そうした道は車通りが少ないので問題なし。☆8に。

 

利便性:駅前には商店がある場合が多いので補給可能。商業ビルは少ないのでトイレには少し困るかもしれません。駅間はほぼ常に住宅街なので補給、トイレともに少し難があり。☆5ですかね。

 

充実度:沿線はほぼ住宅街なので見晴らしはあまり期待できません。駅前が整然とした感じよりもごちゃごちゃした感じが好きな方は好きな路線かもしれません。良い意味で東急らしからぬ景色を見ることができます、☆3でしょうか。

 

難易度:距離は散歩と考えればちょうど良く、起伏もないので疲労も少ないです。初心者に向きのコースで難易度は☆1ですかね。

 

 

【詳細】

この日の朝にこどもの国線を歩いてきましたが、大した距離ではなく体力が残っていたので、もう一路線歩くかと考えました。ちなみにこどもの国線の記事は↓です。

調べてみて東急線の中でも、そこまで距離が長くない東急多摩川線が良いのではないかと思い、スタート地点と定めた多摩川駅へ向かいました。

 

多摩川駅

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多摩川駅

 

多摩川駅は2度目の紹介ですね。多摩川駅1度目の紹介記事は↓です。  

多摩川駅はあまり印象に残るような建物が周りにないため語れることがありません。なぜ印象にないのかと思い振り返ってみると特徴的な商業ビルがなく、駅周辺は極めて静かな住宅街だからだと思いました。今回東口から出て出発しましたが、駅の真ん前には田園調布せせらぎ公園という緑豊かな公園が広がっているので、繁華街的な賑やかさとは程遠い。住むには良い環境だと実感しました…(だからこそ田園調布のいうネームバリューがあるのでしょう)。ここから東急多摩川線沿いに歩いていきます。

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沼部駅への道中

 

道中、趣のある水路のわきを歩ける道がありました。おしゃれな道…さすが田園調布だなと感心して後日調べてみたら、どうやら写真左手の緑地の奥には三菱重工の保養所と寮があるようです。田園調布に寮を構えるとは…さすが、天下の三菱グループの御三家だけあって格が違います。羨ましい…。ひたすら続く住宅街を進んでいると…

 

沼部駅

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沼部駅

 

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沼部駅前

 

沼部駅に着きました。良く言えば非常に落ち着いた駅、悪く言えば住宅以外何もない駅といった印象。東急電鉄ってなぜかイケイケのイメージを持っていたのですが、複数回の東急線の沿線歩きの影響で考え方が変わってきました。駅舎も非常シンプルです。私の実家から少し移動したところにこんな感じの駅がありましたが、東京23区にもこんな雰囲気の駅があるのだと知れて親近感がわきました。ちなみにこの駅周辺には福山雅治の代表曲「桜坂」のモデルとなった桜の名所があるようです、意外ですよね。そんな沼部駅に別れを告げ、先に進みます。

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鵜の木駅への道中

 

東急多摩川線の大半の区間は線路わきに道が設けられており、線路の真横を歩くことができます。 終始のどかな沿線風景が広がっていました。さらに進むと…

 

鵜の木駅

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鵜の木駅周辺

 

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鵜の木駅

 

鵜の木駅に着きました。まず、感じるのは駅と近隣の建物の距離が非常に近いですね。道が狭く感じます。駅前の商店街も小さくまとまっていて歩いて回るのは楽そうです。ただガストや鳥貴族があったり、まだ沼部駅よりは人が集まるのかなと思いながら歩いていました。先に向かうため線路沿いを歩いていきます。

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下丸子駅への道中

 

ここまでの道中、住宅ばかりだったのでこんな感じで蒲田駅まで続くのかなと思いきや意外と背の高い建物もありました。やがて…

 

下丸子駅

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下丸子駅

 

下丸子駅に到着しました。 沼部駅、鵜の木駅と比べて駅周辺の道路幅が広く、商店も多く、大きな建物(大田区民プラザ)もあり、東急多摩川線内では主要な駅な感じがしました。実際に調べてみると意外なことにキヤノン本社の最寄り駅になっていたり白洋舎の本社もキヤノン本社の近くにあるビジネス街の一面もあるとのこと。意外過ぎて驚きました!!そのため、この路線にしては珍しく通勤客が多く利用する駅のようです。さらに先へ。

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下丸子駅前交差点

 

駅を少し出ると交差点があるので右折します。

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区民プラザ入り口交差点

 

区民プラザ入り口交差点で右折して環八通りに合流し、そのすぐ近くの千鳥三丁目交差点でも右折して環八通りから離れます。

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武蔵新田駅への道中

 

歩いていると線路沿いに出るので、沿って歩いてきます。穏やかな街並みが続いていきます。そのうち…

 

武蔵新田駅

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武蔵新田駅

 

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武蔵新田駅前

 

武蔵新田駅に着きました。歩いていたときは新田を「にった」ではなく「しんでん」と呼んでいました。地名の由来は新田義貞の息子義興を祀った新田神社からきているみたいです。駅前の様子は飲食店が他の駅よりも多いなと感じましたが、高層の商業ビルは見当たりません。気取る必要のない良い意味で庶民的な街という印象を受けました。街を行き交う人も結構多かったです。休まず先へ進みます。

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矢口渡駅への道中1(線路沿いの景色)

 

線路沿いは非常に空いていますね、快適に歩けます。そんな空いた道を直進すると第二京浜にぶつかります。第二京浜は車が渋滞状態になっていました。第二京浜と環八通りの交差点を横断して再び線路沿いを歩いていきます。

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矢口渡駅への道中2

 

線路沿いに大量の駐輪スペースがありました。歩いたときはガラガラでしたが、平日はフル稼働するんですかね…。相変わらず線路沿いは住宅が多いです。そして…

 

矢口渡駅

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矢口渡駅

 

矢口渡駅に着きました。駅名の由来は戦後直後ぐらいまで存在していた矢口の渡しからきているようです。まんまですね。シンプルな駅舎と洗練されておらず、どこか古めかしい建物が多い街並みがマッチしてました。この駅でまったりすることなく、すぐ蒲田駅へ向かってしまったのですが駅前には商店街があったようです。じっくり探検すればよかったと今となって後悔しています。いよいよ東急多摩川線のラストウォークです。

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環八通りの歩道橋からの眺め

 

環八通りを横断するために歩道橋を渡ります。この旅で1番のアップダウンでした笑 それだけ平坦な道のりだったということですね。

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蒲田駅への道中1

 

蒲田駅周辺は都会ですが、少し離れると閑静な住宅街が広がっています。

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蒲田駅への道中2

 

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蒲田駅への道中3(東急池上線の踏切)

 

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蒲田駅への道中4

 

蒲田駅に近づくにつれて背丈の高い建物が増えてきます。そして…

 

蒲田駅

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蒲田駅

 

蒲田駅に辿り着きました。蒲田駅は東急多摩川線と池上線、JR東の京浜東北線が接続する交通の要衝です。乗降客数も多い規模の大きな駅ですが、綺麗な街並みだけではなく庶民的な区域もある、気取らなくて良い街が多かった東急多摩川線沿線の街の正当進化系にあたる街かなと今回歩いてみて思いました。

 

以上、東急多摩川線の詳細でした。

 

【総括】

東急多摩川線を歩いてみて正直、東急電鉄を見直しました。私はこれまで東急の主要路線(東横線、田園都市線)ばかり乗っていたので東急線は煌びやかなイメージだと決めつけていました。そのため多摩川線の様に浮ついた駅(表現は正しくないかもしれませんが)がなく、沿線地域に根付いていて親近感の湧くような路線があると思っていなかったので何故か感動してしまいました。歩いてみて何となく利用者との距離感が近い感じがして良い路線だなぁと思いました。沿線歩きとしても難易度が低く、短時間で制覇できるのでオススメです。私は寄りませんでしたが、キヤノンの本社だったり、桜坂だったり意外な見どころもあるので行ってみてはいかがでしょうか。

 

以上が鉄道沿線歩き第0弾第4部の”東急多摩川線編”でした。拙い上に長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。

次回記事は↓です。

まとめ記事は↓です。