今回は私がSNSを始める前にやっていた鉄道沿線歩き旅の”東急東横線・みなとみらい線編”をお届けしたいと思います。第1弾を山手線編としたので今回は第0弾としました。当時はSNSにアップすることを意識していなかったので、写真少なめ、駅の写真を撮っていない等今までの記事と統一感が無い点をご了承ください。
目次
【概要】
路線:東急東横線(東急電鉄)・みなとみらい線(横浜高速鉄道)
実施日:2019年9月6日-7日
歩行経路:
東急東横線区間:
みなとみらい線:
歩行距離・時間、消費カロリー:
東急東横線:
みなとみらい線:
東急東横線は大都市の渋谷と横浜を結ぶ路線。沿線には代官山、中目黒、自由が丘といったおしゃれスポットや田園調布の高級住宅街、有名な大学の最寄り駅といったように関東圏有数のバリエーション豊かな路線です。路線距離は24.2km。1926年に丸子多摩川駅(現在の多摩川駅)~神奈川駅間で開業。翌年には渋谷駅~丸子多摩川駅間も延伸し、現在に近い形になりました。最近は渋谷駅や横浜駅で再開発が進んでおり、今後ますます注目が集まっていく路線です。
みなとみらい線は横浜高速鉄道が運営する横浜市内を走る短距離路線。沿線は横浜駅、みなとみらい地区、中華街とまさに横浜の魅力が詰まっています。路線距離は4.1kmで全線が地下区間です。開業は2004年、東横線の横浜駅~桜木町駅間の廃止に合わせて、東横線への乗り入れ路線として産声を上げました。
【レビュー】
東横線とみなとみらい線合わせた評価とします。
距離 :☆☆☆☆
起伏 :☆☆☆☆☆☆
快適性:☆☆☆☆☆☆☆
利便性:☆☆☆☆☆☆☆☆
充実度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
難易度:☆☆☆☆☆
10段階評価です。
*あくまで個人の意見です。
レビューの評価基準
距離:歩行距離は40kmに満たず、今回は2日かけましたが、1日でも歩ける距離なので☆4に。
起伏:途中まではアップダウン少なめ。しかし、横浜駅に近づくにつれて起伏が増えてきます。特に菊名駅辺りで厳しい勾配があり相当に体力を使います。横浜駅以降は平地しかありません。割合を考えると☆6に。
快適性:全区間舗装されており快適に歩けます。ただ歩道と車道の区別が明確でない部分もそこそこあります。そこが減点で☆7に。
利便性:栄えている駅が多く、駅前は利便性問題なしです。駅間は綱島街道といった大きな通り沿いは店が多いので問題ありませんが、住宅街を通るエリアもあり、そこでは補給が多少しずらい、☆8に。
充実度:おしゃれスポット、高層マンション群、商店街等多様な顔を持つ路線で歩いていて楽しいです。よって☆9に。
難易度:1日で歩ける距離とは言いましたが、地味なアップダウンで削られる上、山場の菊名駅も後半なので体力的に相当厳しい。景色は多様で飽きが来ないので精神的には楽です。☆5に。
【詳細】
Twitterで沿線歩き旅を実況する前から歩いていた東急線の第一弾です。だからタイトルもcase0-1としました。おしゃれなイメージのある東急線の中でも特におしゃれなイメージの強い東横線沿線を歩いてみました。
※渋谷駅〜自由が丘駅区間
渋谷駅
渋谷駅 ヒカリエ前改札口
スタートは渋谷の地下にあるヒカリエ最寄の東急線改札口です。ここから地上に出て、東横線沿いに横浜駅を目標として進みました。
渋谷駅近辺1(渋谷スクランブルスクエア(右)と渋谷ストリーム(左))
渋谷駅近辺2
渋谷駅近辺3
渋谷駅近辺4
最近、再開発が著しく進んでいる渋谷駅周辺です。今では渋谷スクランブルスクエアは開業していますがこの頃はまだ建設中でした。ところで渋谷駅の完成予想のイメージってみたことありますか?かなり今の姿とは異なっていて本当に実現するのか…と思うようなものになっています。気になる方は見てみて下さい。渋谷駅を出て代官山駅方面に向かいます。
KASHIYAMA DAIKANYAMA
代官山駅の近くに異様な形の建物が…。さすがお洒落スポット代官山です。後で調べてみるとオンワードHDがオープンした複合商業施設のKASHIYAMA DAIKANYAMAです。こういう目新しい建物は入って探検してみたい気持ちがあるのですが、お洒落でないと入れなさそうな雰囲気を感じ取ったので近づかず。横目で見ながら通り過ぎました。
代官山駅
代官山駅ホーム
代官山駅
しばらく道を歩いていると代官山駅に着きます。知名度のある代官山駅ですが、ホームは意外に狭く、駅舎も代官山の華やかなイメージから想像すると少し味気ない気がします。私とは無縁の駅で蔦屋書店ができた時に行ったっきり訪れてませんでした。前回訪れて思ったのは犬を連れた人が多いことです。代官山のコンビニに「犬を連れて入店しないで下さい」と貼り紙がしてあって大変驚いたのを覚えています。そんな代官山の住宅街を抜け、旧山手通り→駒沢通り→西郷山通りと移動していきます。
キングホームズ代官山
西郷山通りの坂を下っていく、線路を挟んだ高台に立派な建物がありました。キングホームズ代官山という高級賃貸マンションらしいです。庭園、プール、バスケットコートまであるというちょっと私の住んでる世界とは格の違う建物のようです。道なりに進んで行くと…
中目黒駅
中目黒駅
中目黒駅に着きます。写真を見てわかるように多くの人が駅前にいます。中目黒駅は私のイメージだと代官山駅に並ぶお洒落スポットの印象が強いです。おしゃれの代名詞的な蔦屋書店が駅前にある上、駅周辺には高層ビルがあり栄えています。他に私が知っている名所は目黒川沿いのスタバのリザーブロースタリー。バーもあるみたいで行ってみたいですねぇ。今回は寄らず東横線の高架沿いを歩いていきます。
東横線高架下
中目黒駅付近の高架下には美味しそうな飲食店が立ち並んでいて食欲がそそられます。他にはおしゃれなショップ等中目黒感が溢れた感じのお店がたくさんありました。高架沿いの細い道をさらに進んでいきます。
祐天寺駅近くの商店街
やがて商店街に着きます。行き交う人は多くなかったです。さらに進みます。
祐天寺駅
祐天寺駅
商店街を進んで行くと祐天寺駅に着きます。祐天寺駅は東横線沿線には珍しく駅ビルがありました。駅前には高層ビルがなく、雑多とした印象が強いです。ここで、汗を拭く用のタオルを買って、先に進みました。
住宅街をひらすら歩いていくと…
学芸大学駅
学芸大学駅
学芸大学駅に着きます。さすが学芸大学の最寄駅だけあって若い人多いなーと感じていたんですが、調べたら学芸大学自体は移転しちゃって付属高しか残ってないみたいですね。思い込みでどうとでも感じ方が変わるんですねと学びました。この駅も雑多とした街並みでした。線路沿いを進みます。
高架沿いの景色
高架沿いは細い道がずーっと続いていきます。やがて…
都立大学駅
都立大学駅
都立大学駅に着きます。この駅も大学移転後も名前が残っている駅ですね。余談ですが都立大学の後身である首都大学東京が、再び都立大学と改名するみたいですね。この駅も開けた駅前ではなく小~中規模のビルが立ち並んだ駅前となっていました。休まずに先へ進みます。
自由が丘駅
自由が丘駅
線路沿いを歩いていくと自由が丘駅に辿り着きます。流石に有名な駅だけあって人が多いです。自由が丘駅周辺も今までの駅と同様に雑多としていて、道も明確な歩道がない部分が多くあります。その割に往来する人は多いので少し狭さを感じる印象です。自由が丘には"大山生煎店"という小籠包の美味しいお店があります。自由が丘に行く機会があったら是非行ってみてください。
渋谷駅〜自由が丘駅の歩行経路(緑丸〜10まで)
渋谷駅〜自由が丘駅間は流行の発信地かなと思います。この区間の渋谷、代官山、中目黒、自由が丘と名だたる有名駅は東横線のイメージにある華やかさを代表しているような印象です。ただ、おしゃれスポットがある一方で、駅を少し離れると住宅街になっていたり、商店街広がっていたりと生活感が垣間見えるというのがこの区間の特徴です。
※自由が丘駅〜武蔵小杉駅区間
自由が丘駅まで意外と楽に来れて余裕綽々だったので、休憩がてら漫画喫茶に立ち寄り漫画を読むという愚業をしてしまいました。1時間半くらいガッツリと休んでから、先に進みました。線路沿いを進んで行くと…
田園調布駅
田園調布駅
田園調布駅に着きます。田園調布は言わずと知れた高級住宅街の駅です。シンプルな駅舎が多い東横線においてはデザインが凝った駅だと思いました。駅にはスクエアガーデンサイトという商業施設が入っています。中に入りたかったのですが漫画喫茶での時間ロスが気になっていたので寄らず、先へ。
田園調布駅周辺の街並み
噂には聞いていましたが、豪邸の多いこと、多いこと。高級車も停車していて私の生活レベルと格の違いを見せつけられました。
線路沿い高台からの眺め
線路沿いの高台の高級住宅街を歩いていると、線路を挟んだ反対側は低地になっているので見通しが良いことに気がつきました。遠くまで見えて景色良く歩いていて気持ち良かったです。高級住宅街の坂道を下って行くと…
多摩川駅
多摩川駅
多摩川駅に着きます。目黒線と多摩川線に接続しています。駅前は大きな商業施設はなく閑静な住宅街が広がっています。まだまだ元気だったので休まず進みます。
丸子橋と遠くに見える武蔵小杉の街
丸子橋からの眺め1(多摩川上流方面)
丸子橋からの眺め2(多摩川駅方面)
丸子橋からの眺め3(多摩川駅方面)
丸子橋からの眺め4(河川敷)
東横線が走る橋は歩行者が通れないので線路沿いから離れ、多摩川駅から徒歩数分のところにある東京都と神奈川県の境の多摩川をかける丸子橋に向かいます。丸子橋は見通しが良く、晴れていて気持ち良かったです。多摩川を渡ると高い建物が増えてきます。川を渡ってからは線路沿いに戻り歩いていきます。
新丸子駅
新丸子駅
やがて新丸子駅に着きます。新丸子駅前はそこそこの高さのマンション?アパート?がたくさんある上に、開けたロータリーもないので、見通しは良くなく、ごちゃごちゃとした街並みが印象的でした。ちなみに私の知り合いはこの駅に住んでます。雑多な街並みを見ながら東横線の線路沿いを進みます。やがて…
武蔵小杉駅
武蔵小杉駅
武蔵小杉駅の周辺1
武蔵小杉駅周辺2
高層のビルが複数棟立ち並んでいる中に武蔵小杉駅が見えてきます。武蔵小杉駅はまさに川崎駅に並ぶ、川崎市内の交通の要衝。東急なら東横線と目黒線が、JRなら南武線、横須賀線、湘南新宿ライン、埼京線が乗り入れています。この交通の便の良さが評価されて住宅地としての需要が高騰し、タワーマンションが次々と建てられ、それと共に商業施設も建てられていき成長したという街です。実際初めて武蔵小杉駅に降りた時、駅周辺のタワーマンションを見上げて見たのですが首が痛くなるほどの高さでした。そんな急成長を遂げた武蔵小杉駅ですが、欠陥を抱えています。まずは乗り換えの便の悪さ。横須賀線、湘南新宿ラインと他路線のホームが簡単にアクセスできず、かなりの距離を歩かされ非常に面倒です。もう一つの欠陥が駅のキャパシティの無さです。利用客は多いのですが、駅は狭く通行が不便です。仮にどこかの路線が運転見合わせになると駅構内がごった返し、改札に入場制限がかけられるという話題を良く耳にします。駅周辺が急成長に伴う利用客の増加に対して、駅が有効な対策を打てていないのが原因のようです。そんな武蔵小杉駅は栄えているだけあって東横線沿線では乗降客数は第4位に位置しているとのことでした。あと昨年は台風被害により街中が冠水してしまうといった出来事もありました。急成長を遂げイケイケな街にも様々な課題があるということを知りました。
自由が丘駅〜武蔵小杉駅の歩行経路(10から15まで)
自由が丘駅〜武蔵小杉駅は住宅街のイメージが強いです。住宅街と一言で括っても駅によってだいぶ様相は異なります。田園調布は豪邸の一軒家が主体的ですが、武蔵小杉駅はタワーマンション等の集合住宅主体です。挙げた2つの駅は極端ですが、他の駅についても多摩川を境に神奈川側は集合住宅が多く、東京側は一軒家の割合が増えるといった印象でした。街を歩くと色々な発見があって楽しいです。
※武蔵小杉駅〜菊名駅区間
タワーマンションひしめく武蔵小杉駅周辺を抜けて沿線を歩いていきます。駅から離れると高層住宅は姿を消し、閑静な住宅街になります。さらに線路沿いを進むと…
元住吉駅
元住吉駅
元住吉駅に着きます。武蔵小杉駅の駅前は整えられた街並みでしたが、こちらの駅は新丸子駅と同様に雑多としています。今回は寄らなかったのですが、駅の側にはブレーメン通り商店街とオズ通り商店街という奇抜な名前の商店街があるみたいですね。ここからは線路沿いを少し歩いた後、綱島街道に合流し次の駅へ向かいました。
日吉駅
日吉駅の写真は撮っていません。
日吉駅前慶應義塾大学日吉キャンパス
車の往来が多い綱島街道沿いを歩いていると、坂道になっていて、左前方に立派な建物が見えてきます。私立の名門慶應義塾大学の日吉キャンパスです。日吉の駅前すぐに広がっているキャンパスはきれいに見え、洗練されたキャンパスだなぁと思いました。中に入ってみたい。ちなみに三田キャンパスに言及した記事は↓です。
そんな日吉キャンパスを見ながら、次の駅に向かいました(日吉駅を代表する建物を撮ったから満足してしまい駅は撮影しませんでした)。ちなみにこの日の目標は元町・中華街駅だったのですが、疲労度合いと時刻を見て横浜駅までにしておこうと決めました。つくづく自由が丘駅で漫画喫茶に行ったことを後悔しました。
綱島駅
綱島駅の写真も撮っていません。
家系ラーメン綱島商店
綱島街道をしばらく歩いて少し線路沿いに移動すると綱島駅に到着します。綱島駅は人の行き来が多く、道も狭いので写真を撮ると多くの方の顔を撮ってしまうことになるので、止めました。ちなみに綱島はかつて"東京の奥座敷"と言われた温泉街だったようですが、今は廃れてしまい銭湯は数軒程度らしいです。私は湯けむりの庄というスーパー銭湯に行くため、綱島駅は3度訪れたことがあります。今回はずーっと休憩せずに歩いてきたので、疲労しきっていた上にお腹も減っていたので、綱島商店という駅前にあった家系ラーメンのお店に入りました。ラーメンを食べがてら休憩。食べ終わった後、綱島街道に戻り先に進みました。
夕暮れの大綱橋
鶴見川に架かる大綱橋を渡ります。大綱橋を渡ると綱島街道とお別れし、線路沿いを歩きます。だいぶ暗くなっていたので、ここらへんから焦りが出していたと記憶しています。やがて…
大倉山駅
大倉山駅
大倉山駅に着きます。東横線の駅にありがちな雑多な駅周辺でした。この駅は東横線の各駅停車しか停車しない駅の中で乗降客数が1番多い駅らしいです。この駅名は実業家の大倉邦彦に因んでつけられたそうです。さらに線路沿いを進みます。
菊名駅
菊名駅
菊名駅に着きます。菊名駅は東急東横線とJR横浜線と接続している急行停車駅。横浜線から新幹線が停車する新横浜駅に繋がるので菊名駅は重要な駅でさぞ発展しているだろうと思ってましたが、意外と落ち着いた駅前です。巨大な建物は見当たらなく、ショッピング街というよりかは住宅街の印象が強かったです。
武蔵小杉駅〜菊名駅の歩行経路(15から25まで)
この区間は一回歩いただけではキャラ付けするのが難しいです笑 大半の駅が整然としたロータリーはなく雑多とした街並みが多いなぁと思いました。なので街に生活感が溢れていて気取らずに過ごす事ができると思います。私は緊張する代官山よりもこのエリアの方が安心しました。またこの区間は地味なアップダウンがあって旅の後半にやめてくれーと思いながら歩いていました。ただこの直後本物の起伏を味わうことになります…
※菊名駅〜横浜駅区間
菊名駅ではコンビニでスポーツ飲料を買っただけで休まず進みました。地図を見ると線路沿いを歩けなさそうなので、住宅街に向かい歩いていきます。なんか坂道がきついなぁと思って歩いていました。しかも終わりが見えない…厳しく長い斜面が続き、25km歩いてきた身体には辛かったです。上りきったらすぐ下り、そしてまた上る。また上るならなんで下る必要があるのだと文句を言いたくなりながら歩いて行きました。振り返って見ると菊名駅〜妙蓮寺駅区間がこの旅のクライマックスだったと思います。その山場を乗り越えた後、菊名池公園なる公園を横目に見て進みました。やがて…
妙蓮寺駅
妙蓮寺駅
妙蓮寺駅に着きました。駅前には店舗は揃っているけど、必要最小限といった感じで落ち着いた街並み。今回歩いた道の反対側には駅名の由来となった日蓮宗の寺院 妙蓮寺があるみたいです。この妙蓮寺には鉄道と浅からぬ因縁があるようです。妙蓮寺の前身の妙仙寺が1908年のJR横浜線敷設の際に移転を余儀なくされ、今の妙蓮寺の位置にあった蓮光寺と合併し、両寺院の名前をとって妙蓮寺となりました。今度は1926年に東横線の開通の際に再び敷地と線路予定地が干渉しましたが、前回と異なり移転せず、敷地を提供することにし、寺の前に出来た駅の名前を妙蓮寺前駅(現在の妙蓮寺駅)したとのことです。そんな逸話のある妙蓮寺駅を離れ、旧綱島街道沿いを歩いていると…
白楽駅
白楽駅
白楽駅に着きます。ここも妙蓮寺駅前の雰囲気に似ています。白楽という地名は神奈川宿の伯楽から。総武線沿いを歩いた時に紹介した馬喰町の由来と同じですね↓
また神奈川大学の横浜キャンパスの最寄りとして学生の街としての顔もあるみたいです。さらに旧綱島街道を進むと…
六角橋商店街入口
横浜三大商店街の六角橋商店街に入ります。駅からすぐそばです。時間が無かったので通り過ぎただけでしたが、戦後の闇市がルーツの歴史的ある商店街です。古い街並みが残っていて、マニアからすると非常に楽しいようです。そんな商店街を抜けると横浜上麻生道路にぶつかるので、左折します。少し歩くと…
東白楽駅
東白楽駅
東白楽駅に着きます。もう疲労と足腰の痛みがキツくて余裕がなく、写真も少なくなってきています笑 この駅のすぐそばを横浜上麻生道路という大きな道が通っているため車通りが多く、その道路沿いもマンション?アパート?が多いので活気があるのかと思いきや人通りはさほど多くない駅でした。駅の看板の写真をとって次の駅に向かいました。横浜駅に近づいているためか、背丈の高い建物が増えてきました。
反町駅
反町駅
歩いていると地下にホームがある反町駅に着きます。反町駅は東横線内で最も乗降客数が少ない駅です。なんとなく駅前も静かな印象です。とても横浜駅の隣とは思えません。この駅にお別れを告げ、この日の最終目的地である横浜駅に向けてラストウォークです。今は地下化されたのですが、かつて東白楽駅〜横浜駅は地上に線路が敷かれていました。現在は地上線路は廃線になり、その跡地には東横フラワー緑道という遊歩道が出来ており、そこを歩きました。道中もどんどんと都会になり賑わいが出てきます。そして…
横浜駅
横浜駅
横浜駅に辿り着きます。さすがの大都会駅だけあって通行客が多いです。この旅の後半戦は駅付近の人は多くない上に、道中はほとんど人がおらず(六角橋商店街、東横フラワー緑道を除く)、何となく寂しい歩きでしたので横浜の人の多さには安心しました。あとは駅前の圧倒的な華やかさ。武蔵小杉駅以来の華やかさなので、嬉しくなってしまいましたね。
菊名駅〜横浜駅の歩行経路(25から赤丸まで)
このエリアは前のエリアと同様市民生活と密接に結びついた生活感溢れた区間です。正直横浜駅のすぐ近くの駅(反町駅や東白楽駅)が、こんなに横浜駅と毛色が違う(雑多とした感じ)とは思ってもおらず、面白い発見でした。また新しい横浜の一面を知れました。ここで東急東横線を制覇したことになります。
この日はもう時間も遅く、暗く、体力も無かったのでここで中断して、別日にみなとみらい線を歩くことにしました。出来れば通しでみなとみらい線も歩きたかったので結構悔しかったですね。
※横浜駅〜元町・中華街駅区間
前日に東横線を制覇しましたがみなとみらい線を残していたことに悔いが残っていたので即、次の日にリベンジしました。スタートは横浜駅で目的地は元町・中華街。距離は短いですが、前日の疲労が残っていたので敵として不足なしです。
横浜駅周辺の街並み1(首都高横羽線)
横浜駅周辺街並み2
横浜駅の東口を歩いていましたが、西口に比べて人通りは少ない印象があります。こちらは商業施設もありますが、ビジネス街がメインでしょうか。東口の景観は高層ビル以外にも首都高横羽線が目立ちます。この辺りを歩くと日産や富士ゼロックスといった知名度の高い企業のビルを見つけられます。余談ですが、横浜駅行って暇な時間が出来た時は日産の本社ビルに行って車の展示を見て時間を潰したりしています。さらに進むと…
みなとみらい地区の遠景
遠くにみなとみらい地区が見えてきます。少し意外なのはこの辺りに空き地があること。工事は始まっているのでじきに新しい建物が建つのでしょうが、みなとみらいという有名な土地もまだ発展余地を残しているんですね。そんなことを思いながら歩くと…
新高島駅
新高島駅
新高島駅に着きました。みなとみらい線はすべて地下を走っているので駅の地上に出ている部分は非常に質素です。しかしこの辺りのビルはガラス張りが多いですね。余談ですが横浜市の高島という地名は横浜の発展に貢献した実業家、高島嘉右衛門からとっているようです。新高島駅から海の方に歩くと、今度はマンションが増えてきます。外から見てもエントランスがお洒落。羨ましい。住んでみたいですね。さらに進むと…
みなとみらい駅
みなとみらい駅
横浜を代表する建物ランドマークタワーに近づいて行くとみなとみらい駅が現れます。この駅は商業施設のクイーンズスクエアと直接接続しており、華やかな横浜を体現するみなとみらい地区の最寄駅として多くの人が利用します(みなとみらい線で第2位)。前日の歩きの影響で足が痛い上に暑かったので、クイーンズスクエアで少し休憩しました。休憩後に歩き出しました。
馬車道駅
馬車道駅
歩いていると馬車道駅に着きました。この駅は「北仲」、「新桜木町」といった名称がつけられる案がありましたが、諸般の事情により廃案となりました。馬車道というのは日米修好通商条約の締結により横浜港が開港し、関内に外国人居留地が設けられたことで、この区間を外国人が馬車で通行するようになったことから呼ばれるようになったようです。さらにみなとみらい線上を進みます。
横浜市開港記念会館
歩いているとレンガ造りのお洒落な建物が道路沿いにあります。これは1909年に横浜港開港50周年を記念して建てられた開港記念会館で、国の重要文化財にも指定されています。会議室とか講堂とか一般人でも利用できるみたいですね。また、この施設の時計塔は横浜三塔の一つでジャックの塔と呼ばれています(ちなみに県庁本庁舎の塔がキングの塔、横浜税関本関庁舎の塔がクイーンの塔)。この駅のそばに…
日本大通り駅
日本大通り駅
日本大通り駅があります。最初見たとき日本大・通りかと思い、日大が近くにあるのかなと勘違いしました。本当は通りの名前から取ったらしいですね。そのまんまです。副名称としては「県庁・大さん橋」と近くにある施設名がつけられています。この駅の周りは公共施設が多いらしいですが、知りませんでした。この旅が無ければ訪れることのない場所だと思いました。全然写真撮ってないですね。失敗です。当時はそんな失敗に気がつかず、次がみなとみらい線の終点元町・中華街駅で気合入れて行くぞとしか思っていませんでした。ラストウォークです。
元町・中華街駅
駅の写真は撮っていません。
横浜中華街入口
歩いていると歩行者が沢山いる横断歩道がありました。そう、最終目的地横浜中華街の横断歩道です。休日ということだけあって老若男女多くの人がいました。中華街というと小籠包を食べるのが好きですね。しばらく訪れていませんが…。この時も疲労で早く帰りたかったので、中華街に寄らず元町・中華街駅へ直行。そして直帰です!これでみなとみらい線は制覇です。
横浜駅〜みなとみらい駅の歩行経路(緑丸から赤丸まで)
この区間は横浜を代表するエリアで、横浜の魅力を凝縮されています。華やかさが目立っていて幸せそうな家族、カップルが多く、休日に一人で行くのは少し寂しさを感じてしまいましたが、歴史的な建築もありますので、探索するのは楽しそう。深堀してみたい気持ちもあります。あとは私がオススメする必要もないくらい有名な観光名所なので特にこの記事では推薦しません。
以上、東急東横線・みなとみらい線の詳細でした。
【総括】
この路線、この旅の前は渋谷駅、自由が丘駅、綱島駅、横浜駅、みなとみらい駅に行く時しか使わないので、お洒落リア充御用達の路線のイメージが強かったです。歩いてみて思ったのは上で挙げた駅は確かに華やかでしたが、華やかさ以外の街並みがあるということを強く認識させられました。実は生活感溢れた街も多く、沿線に住む人の大切な足となっていることを実感しました。こんな発見を出来るのが沿線歩き旅の魅力ですね。皆さんにも是非やってみてもらいたいです。最初からこの区間を全部歩くのは辛いと思いますので、みなとみらい線区間だけでも散歩するのをオススメします!
以上が鉄道沿線歩き第0弾第1部の”東急東横線・みなとみらい線編”でした。拙い上に長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。
次回記事は↓です。
東急線まとめ記事は↓です。