今回は昨年の10月に参拝した備前國一宮の吉備津彦神社について書いていこうと思います。
目次
【概要】
社名:吉備津彦神社
参拝日:2019年10月5日
吉備津彦神社渡殿と本殿
主祭神の大吉備津彦命は第七代孝霊天皇の皇子で、今の岡山県や広島県東部等にあった吉備国を平定した人物。桃太郎のモデルになり、吉備国にいた温羅という鬼を退治したと言われているそうです。御利益は金運上昇、商売繁盛、縁結び、子宝等様々なものがあります。また、吉備津彦神社は朝日の宮とも言われています。これは夏至の日に正面の鳥居から日が昇り、神殿の鏡に日が差し込むことが由来になっているとのことです。
【旅記録】
以前の記事で美作國一宮の中山神社に訪れましたが、その続きです。
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中山神社の最寄りの津山駅から津山線で岡山駅へ移動し、そこから吉備線に乗り換え備前一宮駅に行きました。駅を出て、すこし歩くと大きな鳥居が見えてきます。
吉備津彦神社の鳥居
正面参道
鳥居から進むと神池に挟まれた一本道の参道があります。綺麗に整えられていて清潔感のある参道でした。
随神門
参道にある太鼓橋を渡ると岡山市指定文化財の随神門が見えてきます。
拝殿
随神門をくぐると階段があり、拝殿が見えてきます。段数は少なめで、運動不足な人にも優しい階段となっています。階段を上って左側に御朱印をいただける場所があります。
石造大燈籠
階段を上る前に横に目をやると大燈籠がありました。岡山市指定文化財で日本一の大きさの燈籠とのこと。確かになかなかお目にかかれない立派な大きさのものでした。この燈籠は天下泰平を祈る人々の寄付により建立されたとのこと。境内にもう一基ありました。
吉備津彦神社本殿
拝殿の近くを歩いていると、本殿を拝むことができます。本殿は岡山藩主の池田綱政の代に完成したとのこと。吉備津彦神社のHPを見ると、吉備国の神社建築に見られる流造という建築手法で、本神社も建てられているそうです。こういう記事を書いていると神社建築について勉強しなければと思いますね。一目見て”〇〇造りだ”みたいに即答できるようになりたいです。
平安杉
拝殿近くに非常に立派な御神木が生えています。平安杉と呼ばれ樹齢千年を超える吉備津彦神社のシンボルと言われているようです。
他にも境内には、摂社の子安神社や多くの末社がある規模の大きな神社でした。特徴的なのは鬼として伝わる温羅の御魂を祀った温羅神社もあったことです。温羅は悪い一面だけでなく、吉備国に文化をもたらすという善の面も持ち合わせていたみたいです。
拝殿にて参拝をした後、御朱印をいただきました。
御朱印をいただいた後、すぐ近く(隣駅)に備中國一宮 吉備津神社があるので、歩いて向かいました。
【総括】
吉備津彦神社は広い境内の中に、立派な社殿、巨大燈籠、平安杉等の見所も多く、桃太郎伝説にも関わりがある由緒ある神社です。岡山駅からは非常にアクセスが良く、近隣の吉備津神社と合わせて岡山県観光の軸になりうるスポットだと思います。岡山県に旅行に行く際には是非とも立ち寄ってみてください。
以上が”【全国一宮巡り】備前國編”でした。この続編の備中國編は別記事にします。
拙い上に長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。